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ひよこ鑑別士は国家資格なの!?

今朝、ラジオを聴いていたら、「ひよこ鑑別師は国家資格だ」と言っていた。

 

そんな資格があることも知らなかったけど、それが国家資格!?って思ってちょっと調べてみたら、意外なことがわかりました。

 

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 ひよこの雌雄鑑別とは?

文字通り生まれたばかりのニワトリのヒナ(ひよこ)をオスとメスに分けることです。

ちなみに正式名称は『初生雛鑑別師(しょせいひなかんべつし)』と言って、鶏のひなの他、七面鳥やウズラ、アヒルなどの雌雄を鑑別する専門職で、
なんと! 日本発祥の技術 だそう!!!

ひよこはある程度育つと、見た目や鳴き声から雄雌の区別が誰でもわかるそうですが、生まれたばかりでは見た目もほぼ同じで性別を鑑別することは非常に難しいそうです。

 

なぜ、生まれたてのひよこを
オスとメスに分けるのか?

ご存知の通り、雌鶏は卵を産みますが、雄鶏は卵は産みません。
つまり、養鶏農家さんは、採卵用の雌鶏、食用の雄鶏と分けて飼育しているのです。
なので、食用のニワトリと採卵用のニワトリでは育て方も違えば、エサも違うのでそのロスをなくすために、初めから分けて育てるのです。

 

かなり儲かる説は本当か?

仕事内容は、卵を孵化させる孵化場で山盛のひよこをひたすらオスとメスに鑑別するそうで、普通のひよこなら1時間で1000羽以上鑑別できるそうです。
1羽4円程度の収入になるとのことなので、
1時間1000羽として 時給4000円!

 

そんなに悪くないんじゃないの?!って思ったけど、農家さんの孵化計画?に合わせての仕事ってことなので、常に仕事があるかっていうとそうでもないらしい。
よく考えてみればそうだよね。毎日大量のひよこが生まれてるわけじゃないもんね。
日本国内では需要が減っているけど、農業大国のヨーロッパやニュージーランドなどで重宝されるので、労働ビザを取って海外で働いている人も多数いるそうです。

 

では。。。儲かる説はなぜ???

日本が発祥なのでこの技術は当然日本独占。
そして、海外でも重宝されたので、かつて1ドル360円の固定相場制時代は外貨を稼ぐ職業のひとつとして一攫千金も夢じゃなかったっていう、過去のお話みたい。

現在では、ノウハウが他国にも知られているので、日本人独占ではないようですが
手の大きい欧米人には向いてない仕事らしいです。
ひよこがつかみづらいとか。

 

資格はどうやって取るの?

公益社団法人畜産技術協会』の入試に合格した後、5か月ほど養成所へ通います。
そのあと、鑑定場で1~2年程度の実習を積んで試験に合格すると晴れて
『初生雛鑑別師(しょせいひなかんべつし)』の資格がもらえるのですが、
その後も実践の中でさらに技術を身に着けていかなければならず、一人前になるのは
かなり時間がかかるようです。
また、養成所の時点で6割以上の人が辞めていくとのことで、
一つのことを突き詰められるタイプじゃないと難しいんでしょうか?

 

あと、私みたいなアレルギーがひどい人もおそらく身体的にダメだろうなぁ。

 

あ、そうっそう、最初に感じた疑問ですが、公益法人が資格を与えているので
国家資格ではなく、民間資格ですね。
お間違えなく。