世間は、森友・加計学園問題と呼ばれている一連の疑惑について一色ですね。
『忖度(そんたく)』という言葉も話題になりましたが、ここに来て急展開?
で、突如名前が出てきたのが『杉田水脈』氏。
今まで、この件については全く登場していなかった人物。
別件では、以前よりちょいちょいメディアに登場し、お名前を拝見していましたが
実は、名前の読み方がわからなかった!
なので、勝手に心の中で
『すぎたすいみゃく』さんと呼んでいた(笑)
が、誰かとお話しするときに恥ずかしいじゃない?
で、調べましたよ。
そしたら、『すぎたみお』さんとお読みするそうです。
『みお』なんてイマドキの名前だなぁなんて思っていたら、
なんと「父親が万葉集よりとった」とウィキペディアに書いてあった。
そぉなん?と思ってさらに調べてみました。
まず「水脈」の意味(Weblio古語辞典より)
【川や海の中の帯状に深くなっている部分。水が流れ、舟の通る水路となる】
万葉ことばなので読みは「みを」です。
ちなみに澪も同じ意味です。
そして、パソコン変換は「みお」で出てきます!
万葉集を調べたら、この言葉、た~くさん出てきました。
川や海を読んだ歌に多数使われているれっきとした古語でした。
杉田水脈氏は、兵庫県ご出身なのでこの歌が例にちょうどよいでしょうか。
万葉集第七巻 1141
《題詞》攝津作
《原文》武庫河 水尾急嘉 赤駒 足何久激 沾祁流鴨
《よみ》武庫川(むこがわ)の水脈(みを)を早みと赤駒(あかごま)の
足掻(あが)くたぎちに濡(ぬ)れにけるかも
《意味》武庫川の流れが速いのか、赤駒があがいたために水しぶきで濡れてしまった
ことだなぁ。
※駒…3歳までの馬のこと(赤駒は赤い毛の馬)
※駒の足掻き…時が過ぎていくことのたとえ。また、時が過ぎるのが速ことのたとえ。
そんな意味にも使います。
杉田水脈氏、 今っぽいけど、実は古くからある日本語のお名前でした。